ヘルシンキの興味深い木々

Talin tammi on Helsingin paksuin puu.
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ヘルシンキ最古の木々は、ヘルシンキが首都になる1世紀も前からあるもので、民間信仰や記録はいうまでもなく興味深い歴史と関わっています。ヘルシンキにはフィンランド最大の木が何本もあります。ヘルシンキで見に行くべき7つの木を選んでご紹介します。
Kuninkaantammi Helsingissä
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王様が植えた樫の木

保護されている美しい樫の木のある公園は「王様の樫の木公園」を意味するクニンカーンタンメンプイスト(Kuninkaantammenpuisto)と呼ばれています。伝説によると、スウェーデン王グスタフ3世が1700年代終わりに植樹したものだと言われていますが、実際どうしてここにこの木が植えられたのかは分かっていません。でも間違いなく美しい木です。王様の樫の木は何世紀にもわたる歴史の証人で、今でも古代の根を張って堂々とそこに立っています。

場所:ヴァンター川に沿ったピトゥカコスキ(Pitkäkoski)急流の近くにあるクニンカーンタンメンプイスト(Kuninkaantammenpuisto

Herttoniemen päärynäpuu
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フィンランドで一番美しい西洋なしの木

ヘルットニエミマナー(Herttoniemi Manor )では、おそらくフィンランドで一番美しい西洋なしの木が見つかります。かつてベリーの低木や果樹が生い茂っていた庭園ですが、今ではこの1本の西洋なしの木だけが残っています。1800年代に植えられた古い木は印象的なバランスを保っています。幹周りが277cm、高さが15mもあるので、一番上の洋梨を取ることは簡単ではありません!3本の主枝の1つを失っていなければ、もっと大きな木になっていたことでしょう。

場所:ヘルットニエミマナー(Herttoniemi Manor )の母屋の南東にある公園

Laajasalon uhrimänty ostoskeskuksen takana
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ラーヤサロの犠牲の松の木

ラーヤサロのショッピングセンターの裏の小さな広場の真ん中に、コンクリートの中に迷い込んだようにぽつんと立っている木があります。実は、この木はお店よりも長いことそこにあるもので、ただの松の木ではありません。地元の言い伝えによれば、ここに建っていた家の「魂の木」だったと言われています。魂の木は、切り倒されることはなく、この木を守るために犠牲が払われたのです。犠牲を捧げる儀式は場所や木によって異なっていますが、言い伝えではこの木の詳細は分かりません。樹皮と樹皮の間に、あるいは木の根元に贈り物が捧げられたのかもしれません。

場所:ラーヤサロショッピングセンター(Laajasalo shopping centre)、Kマーケットの裏

Eiran tyrnipuu
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エイラのシーバックソーン

シーバックソーンはビタミンたっぷりのベリーのなる低木ですが、エイラの海岸沿いにあるものは普通の木のように成長し、シーバックソーンとしてはとても大きなものです。普通のシーバックソーンは2mほどの高さになりますが、エイラの木は7mもあり、幹周りは1メートル以上もあります。元々は上に成長していた木も年を取ったのか、今では海に向かってほぼ水平に伸びています。 

場所:エイラ(Eira)、メリサタマ(Merisatama)の海岸沿い、シルパレサーリ(Sirpalesaari)島の向かい

Helsingin suurin mänty Laajasalossa.
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ヘルシンキで一番高い松の木

ラーヤサロ(Laajasalo)にはヘルシンキで一番特徴のある木が何本かあります。その一つがおそらく一番高い松の木です。この木はヴァルティオサーリ(Vartiosaari)埠頭に続く道に沿って街では珍しいトウヒの茂る小森に立っています。2003年には幹周りが365cm、高さが28メートルにもなりました。

場所:ラーヤサロ(Laajasalo)の、レポサルメンティエ(Reposalmentie)通り沿い、ヴァリティオサーリ(Vartiosaari)埠頭の手前

Jättiläiskäärmekuusi Pohjois-Haagassa
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ポフヨイスハーガの巨大な蛇のような枝を持つトウヒ

この変わり種のトウヒ(マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)には蛇のように湾曲した長い枝が生えています。ポフヨイスハーガ(Pohjois-Haaga)のこの木は、その大きさにも特徴があります。通常この種のトウヒの高さは最高でも15mほどですが、このトウヒは25m以上もあります。残念ながら場所はうまくお伝えできません。でも、一番美しい蛇のような枝を持つトウヒを見るなら、メイラハティ(Meilahti)樹木園をお勧めします。そこには2本の美しいトウヒがあります。

場所:ポフヨイスハーガ(Pohjois-Haaga)、ナウッテリヤンティエ(Näyttelijäntie)とカウピンティエ(Kaupintie)の南西にある公園とメイラハティ(Meilahti)樹木園

Talin tammi on Helsingin paksuin puu.
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ヘルシンキで一番太い木

タリ・マナー(Tali Manor)にある古い樫の木は、1957年には幹周りが440cmでしたが、2013年までに616cmまで成長し、幹が一本の木としては、ヘルシンキで一番太い木になりました。高さも22mもあり、北欧で伝統的に樫の木が雷の神の木だと信じられていたことも理解できます。ヘルシンキで一番変な樫の木はカイサニエミ公園にあって、レストランの真ん中に生えています。でもタリ(Tali)の樫の木に比べれば小さなものです。ヘルシンキにある木の中で一番太いのは、トゥールホルマ(Tuurholma)公園の複数の幹を持つ黒褐色のハンの木で、幹周りが703cmもあります。

Where? タリ・マナー(Tali Manor)、ゴルフコースのクラブハウスの裏。 

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ヘルシンキ最古の木々は、ヘルシンキが首都になる1世紀も前からあるもので、民間信仰や記録はいうまでもなく興味深い歴史と関わっています。ヘルシンキにはフィンランド最大の木が何本もあります。ヘルシンキで見に行くべき7つの木を選んでご紹介します。