10年ほど前は、フィンランドのヴィーガン食ファンが、ヴィーガン食レストランを求めて、ベルリン、ストックホルム、タリンなど海外に旅していたこともあります。2015年頃、『ヴィーガンブーム』がこの街にやってくるとヴィーガン食の選択肢が劇的に増えました。ヘルシンキで最初のヴィーガン食の中心はKallio（カッリオ）地区のVaasankatu（ヴァーサンカトゥ）通りでしたが、今では街のあちこちで素晴らしいヴィーガン食が楽しめます。
この記事ではヴィーガン食だけを提供するレストランをご紹介します。おいしいランチに加え、最高のファストフード、ファインダイニングのお店、『アメリカーナ』もあればフィンランドの伝統的なごちそうを提供するカフェもあります。ヴィーガンのお店だけでなく、様々なヴィーガン食を提供する数々のベジタリアンレストランもあります。（Banu Café、Zucchini、Yes Yes Yesなど。）ヘルシンキでは、幅広い国際的な料理のヴィーガン食も楽しめます。
Brindavan & Bhajan Café
Brindavan & Bhajan Café ではインド料理からヒントを得た豊富なビュッフェランチを提供しています。サラダやスプレッドなどの新鮮で軽いものから、ベークドポテトやシチューなどの温かいものまで、豊富な選択肢から好きなものを選びましょう！値段はお皿に盛った料理の重さで決まります。マイルドなものから激辛のものまで、幅広い味の選択肢があり、誰でも自分の好みのものを見つけることができます。
Kumpulantie 1, Vallila
Bun2Bun hamburger chain
そうです、100％ヴィーガンのハンバーガーチェーン！Bun2Bunは2018年からヴィーガンのバーガーのみを出していて、ヴィーガン食のお客さんが殺到しています。このチェーンの『フラッグシップレストラン』は、先にも述べたヘルシンキのヴィーガンブームが始まったヴァーサンカトゥ通りにあります。定番に加え、メニューにはもっと辛いオリジナルとスペシャルもあります。
Vaasankatu 13, Kallio
Shopping Centre Redi 1krs, Hermannin rantatie 5, Sörnäinen
Pursimiehenkatu 5, Punavuori
Shopping Centre Ainoa, Länsituuli 12, Tapiola, Espoo
Junk y Vegan
自らをためらいなく『ジャンクフードレストラン』と呼んでいるJunk y Veganは、2021年にヘルシンキ中央駅の近くにオープンしました。いろいろ考えずにおいしいヴィーガン食を楽しむ『ポテチビールヴィガン』というフィンランドのユニークな概念からヒントを得たお店です。バーレストランでは、バーガーに加え、フラットブレッド、ボウル、様々なスイーツなども出しています。
Postikuja 2, Kluuvi
Rakastan
Rakastan は、とりわけ旅行者に絶対おすすめのお店です。街の中心にあるカフェでは、伝統的なフィンランドのごちそうカレリアパイにじゃがいもや大麦などを詰めたヴィーガン版が食べられます。フィンランド人が好きな『エッグバター』、スウェーデン式の魚卵とタマネギ、スラビア式のピクルスとシロップなどのトッピングが選べます。カフェではスープランチやペストリーも提供していて、週末の夜にはワインと一緒にフィンランド式タパスも楽しめます。歴史ある素敵な雰囲気を醸し出しているお店です。
Mannerheimintie 13B, Etu-Töölö
Pala
PalaはKatajanokka（カタヤノッカ）にある小さなカフェで、何と言ってもおいしいヴィーガンのケーキが魅力的です。大人数で行っても楽しめ、小食の人やお客様のあるときにぴったりな甘いペストリーも種類が豊富です。甘いペストリーに加え、イタリア人も納得の最高のフォカッチャなど塩味のペストリーもあります。
Kruunuvuorenkatu 9, Katajanokka
Magu
旬と地産の食材を大切にしているMaguは、誰もが極上の食事を楽しめるくつろいだ雰囲気のファインダイニングレストランです。豊富なテースティングメニューや控えめなセットメニュー、どちらもワインのペアリングができます。ヴィーガン料理は世界中の料理の要素を組み合わせたものです。
Korkeavuorenkatu 27
Round
アメリカーナからヒントを得たPunavuori（プナヴオリ）とKallio（カッリオ）のカフェでは様々な味のおいしいヴィーガンドーナツを提供しています。プナヴオリのRoundカフェはダイナーのような雰囲気で、カッリオのRoundはよりアルチザン的です。2022年の9月の発表によれば、今後Roundではベーグルや朝食も提供するということです。
Iso Roobertinkatu 16, Punavuori
Helsinginkatu 15, Kallio
Thai Vegan Kitchen and Peace Kitchen
もともと伝説的なストリートフードで有名になったThai Vegan Kitchenは、レストランでもその精神を維持し、ヴィーガン食の大義を推進するという願望を積極的に醸し出しています。本日のスペシャルに加え、幅広い選択肢の伝統的なおいしいタイ料理を楽しんだり、他の東アジア料理の味見をしたりすることもできます。このレストランでは多様なベジタリアンのタンパク質に親しむことができ、味付けもとても上手です。Punavuori（プナヴオリ）にある姉妹店のPeace Kitchenは麺類の専門店です。
Thai Vegan Kitchen, Lapinlahdenkatu 9
Peace Kitchen, Pursimiehenkatu 12
その他のヴィーガンレストランとカフェ
ヘルシンキにはさらにたくさんの素晴らしいヴィーガンレストランがあります。選択肢は、もちろん、変わり続けています。新しいお店が続々とオープンし、一時的に閉店している以前お気に入りだったお店の再オープンが待ち望まれています。
Be Mine Healthy Friendsは健康とヴィーガン料理の栄養を重視したレストランです。Encantoはヴィーガンの朝食、サラダ、トーストなどを出すアートカフェです。Forumショッピングセンターの中にあるKippoはヴィーガンのサンドイッチ専門です。フェスティバルに出店する人気のフードカートで有名なLoving Hutは、東アジアのヴィーガンランチを提供します。Käpylä（キャピュラ）地区にあるSOSE Caféはヴィーガンランチ、ペストリー、ケータリングサービスを提供しています。Sen Chayは東アジアヴィーガン料理のランチを提供するレストランですが、早めのディナーも楽しめます。地下鉄に乗ってエスポーに行けば、ベジタリアンレストランの定番Anne's Vege や学生食堂、カフェ、バーを兼ねるKipsari もあります。
外食ではなくお家で料理をしたり、テイクアウトを楽しんだりしたい人にはKallio（カッリオ）地区のVegekauppa があります。