ヘルシンキの冬の日照時間はわずか6時間ですが、それでもできるだけヘルシーな旬の食べ物を食べるように心がけています。春、夏、初秋は、畑や森でとれ、新鮮なままお店やマーケットに入荷するおいしい食べ物が楽しめます。
夏はとりわけ、地産のいちご、新じゃが、新鮮なキャベツがおいしくて、輸入した物よりよい香りがします。日の長い夏の日がそのおいしさの理由だと思うのです。
私たちの大好きな食べ物、新じゃがや新鮮なキャベツのシーズンはわずか1ヶ月だけです。新鮮なキャベツは6月の初め、新じゃがは夏至の頃にお店に入荷します。夏至祭では、フィンランドの「みんな」が新じゃがを食べます!
夏中、私たちは新鮮なエンドウ豆、じゃがいも、豆類、根菜、きのこ、ベリーやリンゴなどを買い物袋に詰め込みます。新鮮ないちごの入った大きな箱を持っている人を見かけることもよくあります。摘んだいちごやブルーベリーを冷凍するのはフィンランド人なら必須の仕事と言えます。
秋が来るとフィンランド中がきのこに夢中になります。アンズダケなどのきのこをヘルシンキ周辺の森で集めて、フィンランドのSNSはきのこ狩りの写真でいっぱいになります。
夏にヘルシンキを歩いてみると、都会の菜園を見かけます。街の端のほうに、たくさんの耕地があり、街の中心ですらハーブやいちごを育てたり、バルコニーにジャガイモを植える人もいるほどです。
どんな季節でも、ヘルシンキにいるなら根菜に注目を!根菜には、早い収穫と遅い収穫の2つのシーズンがあります。早い収穫の根菜は生や軽くグリルして食べられ、遅い収穫のものはシチューやオーブン料理で食べられます。
冬は、根菜だけでなく南の暖かい気候の場所から輸入した果物や野菜が中心になります。フィンランドまで輸送されてきた果物や野菜のカーボンフットプリントはそれほどでもありません。