ヘルシンキの地下

Ilmakuva Temppeliaukion kirkosta
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ヘルシンキは地下の基本計画を持つ世界で唯一の街かもしれません。広大な地下のネットワークの建設は1980年代に始まり、今日まで続いています。現在ヘルシンキには1,000万平方メートルにも及ぶ地下空間とトンネルがあり、その中には美術館、教会、スイミングホール、ショップ、さらには市民防衛シェルター内にあるゴーカートレースのコースすらあります。40mの深さの場所にある貯水槽は、街の中心の地下にあります。
A small group of people climb and chill out on the skylight domes of Amos Rex in Lasipalatsi Square. It's an overcast day, and the Amos Rex building can be seen in the background.
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地下の施設は表面の美観に影響を与えることがないため、自然のままの地面と植物相を保ち、地上に最高の『グリーンルーフ』をもたらします。

Amos Rex(アモス・レックス)

地下に広がる美術館は世界でも珍しくはありません。Amos Rexに関して言えば、建物のデザインが普通ではありません。Amos Rexはあっという間に建築の見どころとなりましたが、地下にあるということが強調されているわけではありません。実はそのまったく反対です。ラシパラッチィ「ガラスの宮殿」広場から美術館の地下の施設に向かうために通る場所は円滑で建物の中には自然の光が注いでいます。Amos Rexをヘルシンキの中心に作ることができたのは、地下施設のおかげです。

テンッペリアウキオ『岩の』教会

硬い岩をくりぬいて造られたエトゥ・トーロ地区にあるテンッペリアウキオ教会は世界中からたくさんの人を引きつけています。1969年に完成した教会は、最新の建物も歴史ある建物も含めて、実際フィンランドでもっとも人気のある建築の見どころです。地下の教会には1年に約85万人が訪れています。

Itäkeskus swimming hall is located underground
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イタケスクス・スイミングホールと市民防衛シェルター

ヘルシンキ東部の地下にあるイタケスクス・スイミングホールとジムは、2つの階にわたり、一度に約1,000人収容することができます。施設合計で毎年40万人もが利用しています。硬い岩盤を切り抜いて造ったホールは、3,800人まで収容できる緊急避難所にすることもできます。スイミングホールはユニセックスの更衣室を導入したことで2018年の秋、大きな新聞ネタになりました。

リングレールライン、ヘルシンキ空港駅、アヴィアポリス駅

リングレールライン(『Kehärata』)はヘルシンキ空港と隣接するアヴィアポリスの商業地区をヘルシンキの通勤路線とつないでいます。この路線は、空港の下のトンネルを経てヴァンターンコスキ駅やティックリラ駅にもつながっています。リングレールラインは2015年に開通し18kmに及びます。乗車券は4.10(ABCチケット)からで、ヘルシンキ中央駅とヘルシンキ空港の間を42分で結んでいます。詳細はヘルシンキ首都圏交通局のウェブサイトをご覧ください。

Underground walking routes in Helsinki city center, Q-Park Finlandia
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地下の歩行者通路とショッピングルート

地下の公共空間は主に駐車場と駅から成っていますが、ヘルシンキにはまた広範囲に及ぶ歩行者通路とショッピングルートがあります。もっとも人気のルートの一つがForumショッピングセンターを経由してカンピショッピングセンター及びバスターミナルとストックマンデパートをつなぐものです。ソコスデパートを経由してヘルシンキ中央駅Citycenterショッピングセンターをつなぐルートもあります。またフィンランディアホールMannerheimintie道路に面したヘルシンキ・ミュージックセンタを結ぶ地下の歩行者通路もあります。

地下駐車場

街の中心の空間はますます窮屈になってきています。地上に建物を建てられる場所はほとんどなくなってしまいました。その結果最近は地下施設の魅力がより注目を浴びています。それは地下駐車場やそこまでの連絡通路のデザインの質に見て取れます。イタパシラのP-Veturi、ルオホラハティのRokkiparkki、カラサタマのP-Rediなど巨大な洞窟のような駐車場には数々の入口があります。

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もっともビジョンのある今後の計画はヘルシンキと隣国エストニアの首都タリンを結ぶフィンランド湾地下の100kmにも及ぶ海底トンネルです。
Formula Center
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Arena Center Hakaniemiと屋内の遊び場Leikkiluola

Arena Center Hakaniemi屋内スポーツセンターと屋内の遊び場Leikkiluolaは、ハカニエミマーケットの地下30m場所にあります。Arena Center Hakaniemiには、サッカー、フットサル、ハンドボール、バドミントン用の4つの屋内コートがあります。Leikkiluolaは人気の屋内の遊び場で、天気にかかわらず1年中あらゆる年齢の子供たちのために楽しいアクティビティを提供しています。

Formula Center Helsinki

ヘルシンキ東部のFormula Center1995年に落成したフィンランドで、いえ、おそらく世界で唯一の地下にあるゴーカートレースのコースです。

Lauttasaari metro station escalators
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地下鉄の駅

ヘルシンキには世界最北の地下鉄路線があります。ヘルシンキの地下鉄は、27年間にわたって計画された後1982年に落成しました。今日、その地下鉄は年間6,300万人を運んでいます。35kmの長さで25の駅があります。地下鉄はヘルシンキ東部の郊外とヘルシンキの中心、及びエスポーの西側をつなぐ主要な交通機関です。この路線はヘルシンキ中央駅の下の駅も通り、乗客はヘルシンキ空港につながるリングレールラインを含めヘルシンキの通勤電車に乗り換えることができます。

地下の貯水槽と無人駅

ヘルシンキの通りの下には一般には公開されていない多くの地下空間があります。例えば地元のエネルギー企業Helenはエスプラナーディ公園の地下に3,500万リットルもの水を貯蔵する貯水槽を保有しています。またもう一つの貯水槽をパシラ地区にも所有しています。ヴィーッキマキの岩盤の中に造られた下水処理場では80万戸の下水が処理されています。また、カッリオ地区の下には、世界最大の熱ポンププラントがあり、同じシステムを使って地域暖房と冷房を処理しています。プラントは公共の公園 (Katri Valan puisto) の下、岩盤を切り出して造った洞窟の中にあります。ヘルシンキの地下鉄には、地下鉄路線を延ばす計画をしていた際に時期尚早に造られた無人駅がカンピとカッリオにあります。

出典:Underground spaces open to the public  by Ilkka Vähäaho, City of Helsinki, Urban Environment Division

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ヘルシンキの地下には400の施設とトンネルがあります。一番深いところは海面下約100mです。それらの中にはわずか72時間でシェルターとして使用できるようになる場所もあります。