ヘルシンキのマーケットホールとマーケット広場は1年中オープンしていて、フィンランドならではのおいしいものを見つけるのに最高の場所です。夏になると、大きなマーケットには旬のベリーと野菜、秋が近づいてくると、きのこ、りんご、ジャムなどを販売するたくさんの屋台が並びます。すばらしい食品に加え、フィンランドや海外の若手デザイナーによる独自の食器やキッチンテキスタイルを販売するキッチン用品とインテリアデザインのお店もたくさんあります。
コーヒー、それともお茶?
ヘルシンキではコーヒーブームが起こっていて、たくさんの小規模焙煎所がオープンしています。街の中心や近隣の地区で挽き立てのコーヒーの香りがしてきたら、ぜひお店をのぞいてみましょう。プナヴオリでは Kaffa Roastery、ヴァッリラでは Helsinki Coffee Roastery の Coffee Bar、カタヤノッカの赤レンガ倉庫では Johan & Nyström’s、カンピやウッランリンナでは Kaffecentralen。 パッケージも素敵で、季節のブレンドやスペシャルホリデーブレンドなどを含む焙煎所のコーヒーは、街の食料品店にもおいてあります。一方で、
バックパックにパンを詰めて
手作りのフィンランドパンとペーストリーは、持ち帰るのも簡単で素敵なおみやげになります。ヘルシンキには何十年もの歴史ある小さなベーカリーがたくさんあって、それぞれに特徴があります。Eromanga はミートパイ、Patisserie Teemu Aura は田舎風のパン、Väyrysen Leipomo はシードパンとじゃがいものフラットブレッドで有名です。Kannisto のアップルパイ、Café Esplanad のとても大きなシナモンロールなど、よだれが出そうなくらいおいしい地元のペーストリーも味わってみましょう。街中にも郊外にもたくさんのベーカリーがあって、マーケットホールや Anton & Anton などのデリカテッセンでも様々な種類のパンやペーストリーを販売しています。
チョコレートで甘いおみやげ
Goodio チョコレート・バーは、カッリオ地区で手作りされて、カラフルで素敵な包みに入っています。最新の Chjoko を含む10種類のチョコレートがあります。ブルーベリー、 バックソーン、ミントにクランベリー、すべてフィンランドの自然から調達した原料です。Goodio のチョコレートは、スーパーマーケットやキオスク、Kanavaranta のシックなGoodio カフェでも購入できます。
喉の渇きをいやす
100年以上の休止期間を経て、ヘルシンキでは再び数々のクラフトビールと蒸留所が誕生しました。Bryggeri Helsinki、Stadin Panimo、Ohrana、そしてPanema にはバーがあって、テイスティングメニューが楽しめます。Ohrana には、サイダーとノンアルコールビールもあります。Helsinki Distilling Company ではバックソーンやコケモモのようなフィンランドの自然から調達したものでフレーバーをつけた受賞歴のある飲み物が楽しめます。食とアーバンカルチャーセンター Teurastamo にある蒸留所ではツアーを楽しんだり、Tislaamo-Distillery で食事をしたりすることもできます。オールドマーケットホールの中にあるフィンランドで一番小さい Alko の店舗やAteneuminkuja にある Pien shop&barでおみやげとして地元のドリンクを購入することもできます。
本を買う
最近ヘルシンキのフードシーンと地元のレシピを紹介する本も出版されています。たとえば、ワイルドフードや地元のレストラン、フードシーンの有名人について書いた本もあります。Helsinki Food Book (2016年)には素敵なレストランと季節ごとのレシピが載っています。Helsinki - People Make the City(2016年)では地元のバー、カフェ、レストランを訪ね、食に関わる人々をインタビューして、街一番のオーツ麦ポリッジが食べられる場所を紹介しています。Helsinki Streets of Food (2014年)では、街で一番おいしいストリートフードのお店とシェフが紹介されていて、Leon Magazine はローカルフードとその背後にいる人々に焦点を当てています。Sami Tallberg の Wild Herb Cookbook (2012年)、Anni Kravi の Porridge (2017年)、Richard McCormick の Sandro Cookbook (2015年)など、ローカルフードジャーナリストやシェフの料理本もあります。こういった本は、Nide や Academic Bookstore などに置いてあります。
キッチン用品
ヘルシンキデザインディストリクトにあるいくつかのキッチン用品とインテリアデザインのショップでは、料理に興味のある人に喜ばれる素敵なおみやげが見つかります。Lokal は Annankatu にあって、フィンランドデザインファンにはたまらない場所です。手作りのキッチン用品を販売し、展示会も行っています。 Common は Pursimiehenkatu にあり、お茶碗や急須など日本の美しいものを販売していて、Apartamento インテリアデザイン誌も置いてあります。Kauniste では手染めのテキスタイル、キッチンタオル、トレイなど販売しています。Moko では、料理本、食器、キッチン用品、ポスター、キャンドルなどの素敵な商品が見つかります。Marimekko はフィンランドデザインのクラシックで、カラフルなキッチンテキスタイルとインテリアテキスタイル、食器も販売しています。Iittala もフィンランドの象徴的なブランドで、独特の商品やアートグラスはエスプラナディ通りの旗艦店に置いてあります。