ヘルシンキの年間リズム:冬

Pohjoisranta shore
Japanese

冬のヘルシンキを楽しみませんか。初雪の結晶は様々な形をしていて、1つとして同じものはなく、平均で1秒に1.2メートルのペースで舞い降ります。公園を通る近道は数秒で雪に覆われ、風景は白く美しいコートをまとったようになります。

Meiju Niskala
Author & artist
Meiju Niskala

ヘルシンキの人々は雪のある冬を好みます。もちろん、穏やかな気候であれば、ゴルファー達や冬眠を少し先延ばしにするヘルシンキ動物園のクマたちが喜びますが。セウラサーリレクレーション島のリスたちの毛は、雪が降っても降らなくても、お天気に関係なく、明るい色に変わります。

街の中心では、Aleksanterinkatu(アレクサンテリンカトゥ)が、歴史ある建物のファサードを装飾する明るいライトとクリスマスツリーで、ヘルシンキのクリスマスストリートになります。伝説的なストックマンデパートのショーウィンドゥには、クリスマスディスプレイが登場し、年齢にかかわらず道行く人々を楽しませます。

初雪の結晶は、様々な形をしていて、1つとして同じものはなく、平均で1秒に1.2メートルのペースで舞い降ります。公園を通る近道は数秒で雪に覆われ、少なくとも霧になったり、風が吹いたり、みぞれが降るまで、風景は白く美しいコートをまとったようになります。

126日の独立記念日の公式行事は、そこそこのアパートメントの大きさほどある64平方メートルの巨大なフィンランド国旗が展望台の丘に掲揚される午前9時に始まります。午後になって日が沈むと、元老院広場に向かう松明を持った学生達のパレードが始まり、大統領宮で毎年開催されるお祝い行事を中継するためにヘルシンキ最古の石畳の道はテレビのケーブルだらけになります。午後6時を過ぎると街が空っぽになります。地元のほとんどの人々は、家のソファで祝宴のテレビ中継を楽しむのです。

聖ルチアの日である1213日にはヘルシンキ大聖堂に人々が集まり、その年の聖ルチアに王冠が授けられます。天使のような歌声が暗闇に明るさをもたらし、屋外ではクレーンの上で照明係がスポットライトを照らします。1年で一番暗い日1221日のヘルシンキの昼間の長さはちょうど5時間49分です。

クリスマス新年の間、 Aleksanterinkatu(アレクサンテリンカトゥ)は、地元の人も旅行者も、クリスマスセールで買い物をする大きな紙袋を持った人々で再びにぎわいます。

ヘルシンキでは、主な広場、丘の上、沿岸の打ち上げ花火で、過ぎ去っていく年に別れを告げ、新年を迎えます。一番印象的なものは、1938年から行われているヘルシンキの公式ニューイヤーズ・イブイベントですが、にぎやかなお祝いは、いつもは静かな郊外でも行われます。

初春の光が再びまぶしくなり、海が完全に凍り付くと、地元の人たちは沿岸の島に向かって長い散歩を楽しみます。ヴァンハカウプンギンラハティムンッキニエミの沿岸でアイスセーリングを楽しむ冒険好きな人たちがいる一方で、トーロ湾でアイスフィッシングを楽しむ人たちもいます。街を歩いていると、青と白のニット帽をかぶり、スキーを持って10番トラムでKeskuspuisto(ケスクスプイスト、中央公園に向かう人たちを見かけて驚くことがあるかもしれません。

Japanese

✔️ 吹雪
✔️ Keskuspuisto (ケスクスプイスト、中央公園)のクロスカントリー・スキーヤー
✔️ Alppipuisto(アルッピプイスト)のそり滑りの丘
✔️ 中庭の雪だるま
✔️ ショーウィンドウのクリスマスデコレーション
✔️ 早朝の雪かき車
✔️ ズボン下
✔️ トーロ湾でアイスフィッシング
✔️ 凍った海の上を散歩
✔️ スオメンリンナでキックスレッジ
✔️ 船が通る場所の氷を砕く砕氷船
✔️ タクシー乗り場にできるクリスマスパーティー帰りの人たちの列

ヘルシンキの年間リズムや街歩きのヒントは、Meijuの本、Olet tässä (Helsinki) 2008年出版 Avain社)でお読みいただけます。

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冬のヘルシンキを楽しみませんか。初雪の結晶は様々な形をしていて、1つとして同じものはなく、平均で1秒に1.2メートルのペースで舞い降ります。公園を通る近道は数秒で雪に覆われ、風景は白く美しいコートをまとったようになります。