ヘルシンキには、バス、トラム、地下鉄(メトロ)、近郊列車、フェリーなどの充実した公共交通機関(HSL)があります。シングルチケットで、トラム、バス、地下鉄、さらにスオメンリンナに行くフェリーも利用できます。チケットが有効な時間内であれば、同じチケットで異なる公共交通機関に乗り換えることもできます。シングルチケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスク、HSL のチケット売り場で購入できます。
1~13日間、公共交通機関を使う予定がある人には デイ・チケットがおすすめです。1日~7日までのチケットがあります。デイ・チケットはHSLのモバイルアプリ、ヘルシンキ中央駅の自動券売機やチケット売り場で購入できます。Rキオスクやその他のお店でもチケットを販売しています。1日(24時間)のデイ・チケットは、HSLの自動券売機でも購入できます。自動券売機で購入したチケットは購入と同時にプリントアウトされ、有効となります。
HSL公共交通機関の料金は、街の中心からABCDというアルファベットで規定されたゾーンによって変わります。公共交通機関を利用する予定のあるゾーンすべてを網羅するチケットを購入してください。A、B、Cのゾーンを移動する予定であれば、AB、BCまたはABCのチケットが必要です。1つのゾーンだけのチケットはありません。オンラインのJourney Plannerでルートと必要なチケットを確認することができます。
ヘルシンキカードがあればゾーンAとBの公共交通機関も無料で利用できます
徒歩
ヘルシンキは歩いて回れるコンパクトな街で、ほとんどの名所が歩いて行ける範囲にあります。にぎやかな街の中心からでも緑地や海は遠くありません。ツーリストインフォメーションには街歩きに役立つテーマ別のマップを用意しています。
自転車
自転車に乗れば、速く簡単に街を回ることができます。ヘルシンキの中心を通るBaana(バーナ)は、昔鉄道だった場所に沿って伸びる歩行者と自転車のための人気のルートです。バーナは、北はケスクスプイスト(セントラルパーク)から南はフェリー埠頭まで、賑やかな街の中心から郊外の静かな野原や森まで、さらには群島の島も含む1,200kmに及ぶヘルシンキの自転車道の一部です。
シティバイク
人気のシティバイクは、夏の間街中を移動するのに便利です。2023年には、ヘルシンキとエスポーの環状一号線の南にある241箇所のバイクステーションで4,600台以上の黄色いシティバイクを利用することができました。
トラム
トラムは街の中心での移動に便利です。トラムの2番は昔ながらの観光ルートを走り、途中たくさんの見どころを通過します。トラムの4番は素晴らしい建築、6番はデザインに興味のある人におすすめです。トラム停と見どころが確認できるようにルートマップを持って行きましょう。
シングルチケットやデイ・チケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスク、その他街のいたる場所にあるチケット取扱場所で購入できます。トラムの運転手からチケットを購入することはできません。ヘルシンキカードを持っていれば、トラムも無料で利用できます。
地下鉄
ヘルシンキの地下鉄は街の中心を通りエスポーと(M1 Kivelahti/M2 Tapiola) ヘルシンキ東部 (M1 Vuosaari/M2 Mellunmäki)を結んでいます。始発駅から終着駅まで(Kivelahti~世界最北の地下鉄駅 Mellunmäki) はABCチケットが必要で、所要時間は約49分です。賑やかな街の中心から地下鉄に乗って自然が楽しめる場所に行くこともできます。
シングルチケットやデイ・チケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスク、その他街のいたる場所にあるチケット取扱場所で購入できます。ヘルシンキカードを持っていれば、地下鉄も無料で利用できます。
列車で
ヘルシンキの公共交通機関(HSL)は、ヘルシンキ首都圏地域で近郊列車を運行しています。近郊列車はヘルシンキ中央駅を起点としています。近郊列車は、例えば、ハートウォールアリーナやMessukeskus エキスポ&コンベンションセンターのあるパシラに行くのに便利です。ハーガ地区にある静かなシャクナゲ公園(Alppiruusupuisto )にも近郊列車 A、E、U、または P でアクセスできます。
シングルチケットやデイ・チケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスク、その他街のいたる場所にあるチケット取扱場所で購入できます。電車の中でチケットの販売は行っていません。ヘルシンキカードを持っていれば、近郊列車も無料で利用できます。
空港までの電車
空港と市内中心部を結ぶ近郊列車I線とP線は速くて便利です。所要時間は約30分となっています。ヘルシンキ空港では、駅から建物の外に出ることなく、ターミナルに直接歩いて行くことができます。空港から市内中心部まではABCチケットが必要です。
公共交通機関は空港やフェリーターミナルにも接続しています。
近郊列車I線とP線は、ヘルシンキ中央駅 - ヘルシンキ空港間を毎日およそ10分間隔で運行しています。I線はTikkurila経由、P線はHuopalahti経由となります。
バス415 (N)番でもヘルシンキ空港にアクセスできます。また多数の長距離バスが空港に停車します。フェリーターミナルまではトラムが便利です。
- 西ターミナル (Länsiterminaali): トラム 6Tと7
- オリンピックターミナル (Olympiaterminaali): トラム 2と3
- カタヤノッカターミナル (Katajanokan terminaali): トラム4と 5
役立つリンク:
バス
ヘルシンキの公共交通機関(HSL)は、首都圏全域でバスを運行しています。バスの全路線と時刻表はJourney Plannerで確認できます。シングルチケットやデイ・チケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスク、その他街のいたる場所にあるチケット取扱場所で購入できます。ヘルシンキカードを持っていれば、バスも無料で利用できます。
長距離バスはカンピ(Kamppi)のバスターミナルから発着します。
空港までのバス
バス 615(“Lentoasema-Rautatientori”)、415/415N (“Lentoasema-Elielinaukio”) が、空港と街の中心部を結んでいます。空港から市内中心部まではABCチケットが必要です。チケットはHSLのモバイルアプリや自動券売機、Rキオスクなどのチケット取扱場所で購入できます。
空港は近郊列車 (I/P)でもアクセスできます。
島へのアクセス
ヘルシンキは南、東、西の三方を海に囲まれています。ヘルシンキ沿岸には約330の島があり、その多くが一般開放されています。ヘルシンキではボートを持っていなくても海と群島が楽しめます。
マーケット広場とスオメンリンナ海上要塞の間は、1年中HSLの市営フェリーが運航しています。フェリーターミナルはマーケット広場の東側、大統領官邸の向かい側にあります。公共交通機関のチケットまたはヘルシンキカードでフェリーに乗船できます。シングルチケットやデイ・チケットはフェリーターミナルにある自動券売機や。
タクシー
タクシーは電話で呼んだり、タクシー乗り場や通りで捕まえたりすることができます。タクシー乗り場はヘルシンキ中央駅の前や元老院広場周辺、エスプラナーディ公園沿いやフェリーターミナルなどを始め、街のいたるところにあります。屋根の上の黄色いランプが点灯していれば空車です。空港から市内まではタクシーで約20分、料金は€40~45ほどです。
- Taksi-Helsinki tel. 0100 0700
- Airport Taxi Yellow Line tel. 0600 555 555
- Kovanen tel. 0200 6060
- Lähitaksi tel. 0100 7300
- Menevä, tel. 0800 02120
車で
ヘルシンキの中心部では歩くか公共交通機関の利用をおすすめします。車でヘルシンキに到着する際には、公共交通機関の駅や停留所にあるHSL’s Park & Ride (パーク&ライド)を利用することで交通渋滞を避けることができます。車を駐車場に置いてバス、地下鉄、トラム、近郊列車で移動することができます。ヘルシンキの中心部での駐車料金は、パーキングゾーンごとに設定されています。パーキングゾーンと駐車スペースについてはこちらの地図でご確認ください。例外もありますが、土曜日はゾーン3で、日祝日はすべてのゾーンで駐車料金が無料になります。お体の不自由な方の駐車スペースはこちらの 地図でご確認ください。またお体の不自由な方の駐車許可に関する情報は Traficomのウェブサイトでご覧ください。
ヘルシンキには、EuroParkや Q-parkなど、たくさんの有料駐車場もあります。フェリーターミナルにも駐車スペースがあります。
国際運転免許証に関する情報はTraficomのウェブサイトでご覧ください。交通標識や交通規則に関する情報は フィンランド交通局のウェブサイトでご覧ください。